ビットコインが分裂?BTCとBCCは何が違うの?

ビットコインは、マイニングを行う世界中のコンピュータで、
決済や、安全に取引を行うための暗号化などを処理を、
分散型コンピューティングで実行するブロックチェーンによって成り立っていますが、
ここに来て、利用者数や取引回数が爆発的に増加し、
それまでのシステムでは、いつか処理能力が追いつかず、
飽和してしまうことが懸念されていました。

現に、最近になって、ちょっとした買い物にビットコインを利用するような小額決済においても、
処理が著しく滞り、本来ならば数秒から数十秒程度で完了した決済処理が、
数十分経過しても完了しないばかりか、
タイムアウトエラーが発生するような事態が頻発しました。
このまま取引回数が増加の一途をたどれば、システムそのものが崩壊する恐れがあり、
迅速に何かしらの手を打つことが求められていました。

大手のビットコイン取引所、採掘場の経営者や、
有名ビットコインユーザーなどにより議論が行われ、
新たな暗号化形式や、ブロックチェーンに移行することについては同意されたものの、
その具体的な形式については同意には至りませんでした。

両者の大きな違いは、従来の形式と互換性を保ちながら機能を拡張して行くという意見と、
この状況を打開するためには、互換性を失ってでも移行するしか無いという意見で、
長きにわたって白熱した議論が続きましたが、最終的には決裂し、
従来のビットコインであるBTCと分裂する形で、
ビットコインキャッシュであるBCCが誕生しました。

ビットコインキャッシュは、ブロックサイズを引き上げることによって、
システムが飽和する事態を回避することには成功したものの、従来の形式との互換性を失いました。
取引所によって対応は異なり、従来形式の取引を停止し、
ビットコインキャッシュに一本化することを宣言し、
ウォレットにチャージされていたのと、
同額のビットコインキャッシュが付与されて再スタートを切る取引所や、
ビットコインキャッシュを、まったく異なる新たな仮想通貨、アルトコインとして扱い、
従来のコインとの相互取引を行っているケースもあります。
分裂時には、システムの移行作業のために、しばらくの間、すべての取引が停止するなど、
一部の混乱も見られましたが、移行後は、平静さを取り戻しています。

一方、従来のビットコインは、ビットコインキャッシュへの流出があったことから、
利用者数や取引回数が、やや減少し、処理が遅延するなどの問題は一旦は解決されたものの、
それはあくまでも、飽和する状態を一時的に先延ばしにしたに過ぎず、
将来的に処理プロセスが増加することがあれば、また同じような問題に直面することは明白です。

このことからも、新たなシステムの改善へ向けて、
さらなる議論が続き、技術革新が求められています
一時はそれぞれの相場が乱高下を繰り返した後、
またかつてのように安定した上昇傾向が続いていますが、
近い将来、またシステムの再編が行われる可能性があるため、
今回と同じような乱高下が発生することがあれば、経済界への影響も予想されています。

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